廃棄物業界の経営者や後継者が異業種の創業者の声に学ぶ☆経営者の智恵その3(大企業につくりあげた創業者の声:我欲と公)

よりよい会社づくりをする経営者の智恵 その3

前コラムでもご紹介しましたように、本コラムの内容(「永続する廃棄物&リサイクル会社を目指す等、よいよい会社づくりをするための経営者の智恵」)は、株式会社船井総合研究所の創業者(船井幸雄氏)が、生前数多くの会社に対し、コンサルティングをされる中で、学びを得たよい会社経営のルールや人財のあり方、その他経営全般に役立つ数々のメッセージやルール化したこと等、数多くの書籍などに記されていたものを、数年かけて収集したもので、その内容は合計1,000以上。

その1,000以上の内容を本コラムの執筆者Hの見解なども多少加味し、「永続する廃棄物&リサイクル会社を目指す等、よりよい会社づくりをするための経営者の智恵」としてご紹介するコラムです。

それでは、経営者の智恵の第3回目のコラム、、、、、

☆大企業につくりあげた創業者の声より(我欲と公)

です。それは、大企業につくりあげた創業者の多くが、

「若い時、会社が小さい時は“エゴ(我欲)”中心で経営しても成果は上がったが、あるレベル以上になると“公“のためにならないことをやると失敗につながるようになった」

と語っていたようです。

この言葉を聞き、創業者が若い時に成果に結びつける高いエゴ(我欲)の強さを感じると共に、

冷静に考えれば当然なのかも知れませんが、長期的な視点では、社会的責任や倫理的な考慮など、公のためになることを追求しないと事業は上手くいかないという多くの創業者が語る言葉に重みを感じました。公=大義名分とし、以下では、比較的若い時、我欲でも成功する理由とあるレベルになると公のためにならないと上手くいかない理由(会社が大義名分を必要とする理由)です。

こちらも合わせて参考となれば幸いです。

【若い時、我欲でも成功する理由】

1.強いエネルギーと野心:若い経営者は、他者と比べ強いエネルギーと野心を持っています。自己の成功や地位向上を目指す強い願望は、目標達成に向けた強力な動機付けになります。

2.リスクテイキング:我欲が強い若い経営者は、よりよい成果に向けリスクをとる傾向があります。その行動は、時に革新的なアイデアやビジネスチャンスを生み出す原動力になります。

3.競争心:若い時の我欲は強い競争心を生むことがあります。その競争心は、競争が激しい業界や環境では、目標達成や業績向上のための強い推進力にもなります。

4.自己実現への焦点:我欲は本人の持つ能力や才能を最大限に活用しようとします。結果、能力などを完全に発揮し、結果として業績向上につながります。

5.自己成長:若い時は、新しい知識やスキルを吸収しやすい時期です。自己のキャリアや業績を高めたいという願望は、学習と成長を促し、結果ビジネスの成功に寄与します。.

【あるレベルになると公のためにならないと上手くいかない理由:企業が大義名分を必要とする理由】

1.信頼と信用の構築:企業が社会的に重要な目的や倫理的な原則に基づいて行動することは、消費者や取引先などからの信頼と信用を得る上で重要です。大義名分は、会社の行動が単に利益追求だけでなく、より広い社会的価値に貢献していることを示しています。

2.従業員のモチベーションとエンゲージメント:従業員は、自分たちの仕事が社会に良い影響を与えていると感じると、よりモチベーションが高まり、仕事に対する満足度が高くなります。大義名分を持つことは、従業員のエンゲージメントを高め、生産性の向上にもつながります。

3.ブランドイメージの向上:消費者はますます、社会的責任を果たす企業を支持する傾向にあります。大義名分は、会社のブランドイメージを向上させ、競争上の優位性を築くのに役立ちます。

4.長期的な持続可能性:社会や環境に対して責任を持つことは、企業の長期的な持続可能性に不可欠です。大義名分を持つことは、短期的な利益だけでなく、長期的な目標と戦略を考慮することを促します。

5.法的・規制上の要件への対応:特定の業界や市場では、社会的責任や倫理的行動に関する法的または規制上の要件が存在する場合があります。大義名分は、これらの要件を満たすのに役立ちます。

以上、どうぞよろしくお願いします。

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